ゲームを手に入れる
私は子どもの頃からインドアでした。
外に出るよりも、家の中で過ごす方が好きでした。
小学生の頃、父に内緒で母が私たちにゲームを買ってくれました。
周りの友達もみんな持っていたので、どうしても欲しかったのです。
買ってもらえないと、どうしても欲しくなりますよね。
やっとゲームを手に入れたときは本当に嬉しくて仕方ありませんでした。
私と弟はゲームにのめり込みました。
もともと、鍵っ子でテレビをよく見ていたのですが、それがゲームに置き変わったのです。
親がいなかったので、制限する人がおらず、ゲームし放題でした。
小型ゲーム機だったので、どこにでも持っていくことが出来ました。父親には内緒だったので、平日に隠れてやっていました。
嫌いな勉強よりもゲームをすることばかり考えていました。
極端な考え
父はゲームは「何の役にも立たないし、頭が悪くなるからやるな」という極端な考えの人でした。
今考えるとありえないですよね💦
本当にひどいモラハラです。
しかし、子どもの私にはそれがおかしいことだと分かりませんでした。
親の言うことは絶対でした。
ゲームやテレビは確かに勉強の妨げになるものではありますが、子どもにとっての娯楽を全てを取り上げ、規制するというのはなかなか難しく、子どもはどこからか抜け道を見つけ、どうにかして手に入れようとするものです。
友達が持っていれば、当然ゲームが欲しくなりますし、テレビを見ていなければ、話題についていけないことも出てくるでしょう。
テレビやゲームから得る知識もありますし、欲しいゲームや見たいテレビのために頑張れることもあります。
要は、娯楽との付き合い方なのだと思っています。
子どもはまだ自制が効かない部分があります。
そこは親が介入する必要があるのですが、ルールを決める時は親と子どもが話し合って一緒に決める、特に子どもに考えさせて、ルールを決めるというのは大切だと考えています。
結局、私たちは暇さえあれば隠れてゲームをするという毎日でした。長期休みは大半をゲームとテレビに費やしていました。
大人になってから
大人になっってからも私のゲーム好きは変わりませんでした。
独身のときは、休みの日は一日中ゲームをしていましたし、仕事直前までゲームがやめられないということもよくありました。
ゲームをすると没頭し、気が付くと何時間も経っているのです。
しかし、ゲームをしている間は実生活について何も考える必要がなく、とても楽でした。
私にとっては一種の現実逃避だったのかもしれません。
子どもたちが生まれてからは、スマホゲームをやるようになりました。
子どもたちが寝てしまったら、そのまま出来るので、ちょうど良かったのです。
私はゲームに課金はしたことがないのですが、毎日やらないと落ち着きませんでした。
クリアするためにYouTubeで動画を見たり、クリアできるまで何時間も何日もやり続けました。
子どもたちが起きているとゲームは出来ないので、睡眠時間を削って朝方までゲームをして、2~3時間だけ寝るという日もありました。
ゲーム依存だったのだと思います。
そして今
しかし、ブログを書くようになってからはゲームが気にならなくなりました。
ブログの記事を書いたり、本を読んだりすることに時間を費やすようになりました。
夜中まで起きていることがなくなり、睡眠不足も解消し、そのおかげで子どもたちともしかっり関われるようになったと思います。
私にとって、ポッカリと空いた心の穴を埋めてくれるのがゲームでした。
ゲームをしていれば、余計なことを考えず、孤独や寂しさを忘れることが出来ました。
ゲームは楽しいですが、付き合い方を間違うとのめり込んだり、依存して、自分の生活や健康まで損なう可能性があります。
依存とは個人だけの問題ではなく、様々な要因が複雑に絡み合い、何かに依存することで、必死に生きている証なのではないでしょうか。
誰もが依存したくてしているのではなく、そうすることでしか生きることが出来なかった、辛く悲しい背景があるのかもしれないと思うのです。
でもやっぱりゲームは好き
それはそうと、私はやっぱりゲームが好きです。
パズドラとことだまんが私のお気に入りです✨
今はゲーム熱が落ち着いていますが、また好きなコラボが来れば始めるのだと思います。
しかし、今の私なら適切な距離を取って、適度に楽しめるはずです。
ゲームも現実世界もたくさんの魅力であふれているのですから。
コメント