幼少期– category –
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自分の感情をおしころす日々
私は子どもの頃、父の前では自分の気持ちや感情をおしころして生活していました。 父は自分の言ったことに家族が同意しない、あるいは不満があると感じるとひどく機嫌が悪くなりました。 父は一度機嫌が悪くなると謝っても許してくれず、何日も怒って口も... -
確認がやめられない日々〜強迫観念〜
小学生の頃 小学生の頃、私は夜寝る前になると必ず行うことがありました。 それは、確認行為です。 いつ始めたのか、なぜ始めたのかは覚えていませんが、いつの間にか毎日の習慣になっていました。 教科書や宿題がランドセルに入っているかを確認するので... -
勉強会
幼少期のころ 私は幼少期から通信教材で、国語や算数を先取りして勉強していました。 そのため、小学校に入る前に、平仮名、カタカナは覚えていて、自分の名前も漢字で書けるようになっていました。 簡単な足し算や引き算もできたと思います。 祖母が習字... -
物への執着
私は子どもの頃、物への執着が異常でした。 祖母が近くにいた時は、欲しいものがあるとすぐに買ってもらえました。 「買わない」と言われると、癇癪を起こして買ってもらっていました。 しかし、祖母と会えなくなると、私は自分の欲求が満たされなくなって... -
鍵っ子
私たち姉弟は私が8歳、弟が6歳の時に鍵っ子になりました。 それまでは学校や幼稚園から帰ると、祖父母の家に行っていましたが、父に行かないよう言われたからです。 学校から帰った時に家に誰も居ないため、自分で開けて入れるように鍵を鞄につけていまし... -
習い事
私の祖母は習字の先生をしていました。 自宅で教室を開いていて、私もいつからか習字を始めていました。 5歳ごろから祖母は私に平仮名やカタカナの書き取りをさせていました。 私はそれが嫌で、怒りながらやっていました。 嫌ならやらなければいいのですが... -
空想の世界で理想の自分になる
私が子どもの頃、学校へ登校するときは同じ地域の幼稚園から小学校6年生までの子どもたちが、一緒に並んで登校していました。 今も小学生の子どもたちがそうやって登下校しているのをよく見かけます。 私の地域では、小学校の隣に幼稚園があったため、小... -
母と手を繋ぐこと
小学校の入学式で、母と手を繋いだことを覚えています。 母は手を繋ぎながら、ピアノを弾くように指を動かしていました。 私はその時、母と手を繋いで嬉しい気持ちと、自分も握り返して良いのかという二つの気持ちで揺れ動いていました。 自分も手を握り返... -
祖母との別れ
私は両親と別々に暮らしながら幼稚園に入園しました。 担任の先生が、私が両親ではなく祖父母と生活していることを知り、母に祖父母とではなく両親と一緒に暮らすよう話をしました。 そのため、私は幼稚園から両親と生活をするようになり、週末の夜だけ祖... -
嘘
弟が2歳になり、私と同じ保育園に通うようになりました。 私は弟に対して、嫌いとか憎いといった感情は抱いていませんでした。 この頃、私たちはほとんど別々に暮らしていたので、一緒に遊んだ記憶もあまりありません。 ただ一つだけよく覚えていることが...
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