なぜ看護師は辞めていくのか?~看護師の離職のリアル~

看護師をしていると、辞めたくなる時って必ずありますよね。

命をあずかる仕事であり、専門性を求められるので、厳しい仕事ではあります。

しかし、それぞれ抱えている悩みや離職理由は違います。

今回は、私の経験も踏まえ、「看護師がなぜ辞めてしまうのか?」を考えてみたいと思います。

目次

看護師の離職理由

主な離職理由

① 人間関係

いちばん多い理由です。

◎先輩・上司との関係

◎医師とのコミュニケーション

◎独特の上下関係や雰囲気

やはり、人間なので「合う」、「合わない」が出てきます。

仲良くなっても、一度関係が拗れてしまうと働きにくいんですよね💦

仕事なので、話さないわけにはいきませんし。

これは私も本当にストレスでした。

② 業務量・忙しさ

◎人手不足で常にギリギリ

◎残業が多い

◎休憩が取れない

これも特に、急性期の病棟で働いていると、毎日休憩も取れないくらい忙しくて、毎日疲弊していましたね。

ミスをしてもおかしくないような忙しさでした💦

③ 夜勤・不規則勤務

◎生活リズムが崩れる

◎体調不良(不眠・疲労)

◎家庭との両立が難しい

👉 特にライフステージが変わると辞めやすいです。

体内時計が狂うと、身体が怠いし、気分も落ち込みます。

夜中に帰ってきたり、朝方寝たりして、睡眠のサイクルが狂って、仕事の前の日に眠れないこともよくありました。

また、出産すると今まで通りの働き方が出来なくなることが多いです。

④ 給与・待遇への不満

◎業務量に対して給料が見合わない

◎昇給が少ない

世間では給料が高いと思われていますが、業務内容やストレスに対して給料が見合わないと感じている看護師は多いです。

情報収集をするために、サービス残業も多いですね💦

⑤ 教育・サポート不足

◎新人や中途でもフォローが弱い

◎「見て覚えて」が多い

教育にまで時間やお金をかけられない病院も多いです。

私が実際に新卒で入職した病院は、新人が少なく、教育体制も整っていなくて、離職する原因の1つでした。

⑥ 責任の重さ・プレッシャー

◎ミスが許されない

◎常に緊張状態

業務量が多く、疲労もある中で、失敗出来ない。

リーダーをすると、周りから不平や不満が飛んでくることもあります。

次の日の勤務のことを考えると眠れないこともよくありました。

看護師の離職しやすいタイミングと理由

①入職〜3か月(最初の壁)

◎4月入職後、5〜6月ごろに最初の離職ピークが来ます。

理由:理想と現実のギャップ、夜勤開始や業務量の急増など

※「思っていた仕事と違う」と感じやすい時期です。

② 半年〜1年以内(最大の離職ゾーン)

1年以内に約8〜9%が離職  

◎特に秋〜冬(9〜12月)に多い

理由:独り立ちによる責任の増加、ミスへのプレッシャー、心身の疲労の蓄積など

※いわゆる「新人離職」の中心です(約11人に1人)。  

私は1年半で退職しました。

理由は、「独り立ち後へのフォローがなかったこと」ですね。

精神的にも限界で、こんな仕事を続けるくらいなら「死にたい」とまで考えていました。

③ 3年目前後(第二の離職ピーク)

◎「3年続けたら一人前」と言われる時期

理由:スキルがついて転職しやすくなる、他分野(クリニック・美容・企業)へ移る、燃え尽きや将来への不安など

※キャリアを見直して「続けるか辞めるか」を決める節目です。

④ 5〜10年未満(ライフイベント期)

◎中堅層での離職

理由:結婚・出産・育児、夜勤継続の難しさ、ワークライフバランスの問題など

※ここは「辞める」というより一時離職→復職も多いです。

全体としての特徴

  • 看護師の離職率は約11%前後で安定  
  • 極端に高いわけではないが、「特定の時期に集中して辞めやすい職種」

まとめ

 最も多い:1年以内(特に半年〜1年)→理想と現実のギャップ

 次に多い:3年前後→責任+将来の見通し

 その後:ライフイベント期(5〜10年)→結婚、出産など

辞めるか?残るか?

ここで気になるのが、その病院を「辞めるのか?」、「残るのか?」ということですね。

①今の職場の問題は“変えられるか”
人間関係・シフト・業務量・給与など、不満の原因が

◎上司や部署変更で改善できる → 残る余地あり

◎構造的に無理(慢性的な人手不足、パワハラなど)→ 転職寄り

② 自分の消耗度

◎休みの日も回復しない、出勤前に強い憂うつ → 危険サイン

◎まだ余力がある → 冷静に様子見も可能

私が転職した一番の理由は、「精神的ストレス」でした。

精神科を受診し、内服もしていました。

③ 将来の方向性

◎今の経験が将来につながる(スキル・専門性)→ 残る価値あり

◎ただ消耗するだけ → 環境を変えた方がいい

看護師は資格が強いので「辞めても次がある」職種です。

ただし、勢いだけで辞めると「もっと悪い職場に当たる」リスクもあります。

私も転職してから、辞めた職場の「良い所」を実感したことがあります。

辞めてから見えることもあるんですよ。

もし今の状態が以下に当てはまるなら、無理に残る必要はないです。

◎心身の不調が出ている

◎職場に相談しても改善されない

◎学びや成長を感じられない

逆に、以下の状態に当てはまるなら、一度動いてから判断でも遅くないです。

◎人間関係は一部だけ問題

◎異動や働き方変更の余地がある

まとめ

看護師は、高い技術と多くの知識を求められる仕事です。

命をあずかる現場でもあるため、責任やプレッシャーも付きまといます。

しかし、「あなた」も大切な1人です。

必ずしも仕事のために、自分や家族を犠牲にする必要はないのです。

衝動で病院を辞めてしまうことはオススメしませんが、1つの選択肢として「退職」を考えておくことは悪いことではありません。

この記事が、少しでもあなたの助けになれば幸いです。

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この記事を書いた人

こんにちは。やなです。
看護大学卒業後、紆余曲折あり、今は地方の市立病院で看護師をしています。
2児の母で、子育て奮闘中です!
何気ない日常や育児のこと、少し重い過去の話など書いていきます。
ハイキュー!!が好きです✨

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